FIFA World Cup 2014FIFAワールドカップ 2014 ブラジル大会

ベスト８に進められず敗退が決まったウルグアイ代表のオスカル・タバーレス監督は試合後、対戦相手のハメス・ロドリゲスを手放しで賞賛した。

2006年からウルグアイ代表の監督を務めているタバーレス氏は、まず今回の敗退について「偉大なチームに敗れた。敗北を受け入れる」と述べてコロンビア代表を讃えた。同監督は南米予選でも2度コロンビア代表と対戦しているが、その頃とは異なる威圧感を今大会のコロンビア代表に感じたという。

「今のコロンビア代表は成熟した素晴らしいチームになっている。ファルカオを欠いていることを感じさせない分厚い攻撃は、我々の脅威となった。特筆すべきはハメス・ロドリゲスだ。コロンビアの攻撃はハメスを通して組み立てられることを研究していたから、我々はハメスに仕事をさせないような作戦をとっていた。だがそれでも彼を止められなかった。我々は潔く負けを認めよう」

現役引退から1年後の1980年から監督としての経験を重ねているタバーレス監督は、これまでにも様々な選手を見てきた。それを踏まえた上で、ハメス・ロドリゲスを次のように絶賛した。

「ハメス・ロドリゲスは視野が広く、ドリブル、パス、シュートとすべてにおいて一流の選手だと感じた。監督の仕事をしてからマラドーナ、メッシ、ルイス・スアーレスと一線級の選手に巡り会ってきたが、彼らと比較してもハメス・ロドリゲスは世界最高の選手と断言できる。先々まで楽しみな選手だね」