リヴァプールか、チェルシーか、それとも…? 錯綜するアレシャンドレ・パトの移籍交渉報道
欧州で引く手あまたのアレシャンドレ・パトだが移籍交渉の決着はまだ先の様相
▲ 欧州のクラブチームから複数のオファーがあると報じられているアレシャンドレ・パト(写真は2013年7月21日のもの)
まず年明け早々に報じられたのは、中国スーパーリーグからのオファー。元ブラジル代表監督のバンデルレイ・ルシェンブルゴ氏率いる天津権健が、パトの獲得を打診したと報じられた。天津権健には、サンパウロ時代の同僚で最近移籍したばかりの元ブラジル代表FWルイス・ファビアーノのほか、パトのサンパウロ加入時にトレードのような形でコリンチャンスへ移籍した元ブラジル代表MFジャジソンらが所属している。さらに提示された報酬も高額だったことが伝えられたが、パトは「ヨーロッパへの移籍でないなら、ブラジルに留まる」と表明。パト自身が拒否している中国行きの話は立ち消えとなった。
それ以降、ボルシア・ドルトムントやトッテナム・ホットスパー、マンチェスター・ユナイテッドと、パトに関心を示しているとされるクラブチームが次々とニュースになっていった。とりわけ多くの媒体が複数回記事にしているのがリヴァプールとチェルシーで、イングランドのタブロイド紙は「合意間近か!?」と煽る記事まで掲載した。
しかし、パトの代理人ジウマール・ベロズ氏が移籍交渉のため英国入りしていることは確認されたものの、コリンチャンスやリヴァプールなどから公式の発表はなされておらず、ブラジルの大手スポーツサイトがパトの移籍先決定を報じた記事もまだ出ていないのが実際のところだ。
パト自身は現地メディアの取材に応じた際に「(移籍先が)今週中に決まるといいね」と話していて、パトの望みが現実になるかと報じる記事もあるが…。
天津権健、ボルシア・ドルトムント、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハム・ユナイテッド、ニューカッスル・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパー、リヴァプール、チェルシー。ブラジル国内で報じられているだけでもこれだけのチーム名が記事に挙がったが、浮かんでは消え浮かんでは消えが続いていて、いまだ「憶測」の域を脱していない。どこへ移るにせよ、パトがピッチで躍動できる有意義な移籍になればファンは胸をなで下ろすことだろう。
2016.01.18
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