- Seleção Brasileiraブラジル代表
コリンチャンスの指揮官がドゥンガを批判? 憶測報道にチッチ監督が反論
ドゥンガ体制のブラジル代表を批判したとの一部報道に反論したコリンチャンスのチッチ監督
▲ コリンチャンスでの仕事に充実感を示しているチッチ監督
3月に行われたW杯南米予選でセレソン(ブラジル代表)がウルグアイとパラグアイを相手に2戦連続で勝ちきれず引き分けに終わったことから、ブラジル国内ではドゥンガへのバッシングが強まっている。そしてこの話題に呼応するかのように浮上したのが「チッチ・セレソンの待望論」だった。
W杯南米予選では上位4ヵ国が本大会出場権を獲得。そして予選5位もオセアニア3次予選1位とのプレイオフで勝てばW杯に出場権を得られるが、4月23日現在でドゥンガ率いるブラジル代表は6位に甘んじている。上位との勝ち点差は開いていないが、地球上ですべてのW杯に出場している唯一の国としては今大会予選で出場権を逃すことは、ブラジル国民が許さないことなど想像に難くない。
これに付随して一部で報じられたチッチのセレソン批判について、チッチはブラジルのESPNの取材に応じて次のように説明した。
「私はこの10日間、ドゥンガやセレソンについて何も言っていない。私が発言できる唯一のことは、私がコリンチャンスでの仕事に対して非常に満足しているということ」
54歳になるチッチは現在コリンチャンスの監督として結果を出していて、州選手権(カンピオナート・パウリスタ)では準決勝進出。そして南米最強のクラブチームを決める国際大会コパ・リベルタドーレスでは危なげなく決勝トーナメント進出を果たしている。監督としての評価が高いチッチ氏への“セレソン監督待望論”が生まれるのは自然の摂理かもしれないが…。当人の発言を加味すると、近日中にチッチがセレソンの指揮官になる可能性は低そうだ。
2016.04.22
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