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創立105周年を迎えた古巣サントスへの祝辞を送らなかったネイマール その理由とは…?
サンパウロ州の名門サントスが4月14日にクラブ創立105周年を迎えたことにまつわる話題
▲ サントスの105周年に対して祝辞を送らなかったブラジル代表FWネイマール(写真はサントス時代のもの)
サントスの下部組織出身であるネイマールは、2009年から2013年までサントスで活躍し、コパ・リベルタドーレスの優勝やクラブワールドカップで来日したこともある。2013年からはFCバルセロナ(スペイン)に活躍の場を移しているが、サンチスタ(サントスのサポーター)にとってネイマールは今もなおアイドルのような存在として人気を博している。
そんなネイマールが、サントスの105周年に際しては何の祝辞も寄せなかった。このことについてネイマールが当初「私にはサントスに祝辞を述べる義務はない。誰もが臨んでいる物事を行う義務が自分にはないから」と回答すると、議論に発展。一部では「自分を育ててくれたクラブに対して感謝や敬意もないのか」という厳しい意見も散見された。一方で、“サッカーの王様”こと元ブラジル代表FWペレ氏が発信した「私がサントスの歴史の一部であることを光栄に思う」というメッセージも比較対象にされて、ネイマールに対して辛辣な意見が多く挙がったようだ。
すると、自分の意図が誤解されたことにショックを受けたネイマールは、改めてサントスの105周年に祝辞を送らなかった理由を説明。ネイマールはサントスの105周年について、なぜノーコメントだったのか。
「自分の発言について補足させてほしい。私はサントスを心から愛しているし、家族全員がサントスに感謝している。私のサッカー人生においてサントスにいたことは誇りだよ。でも、それでも105周年の祝辞を送る義務はないとする考えは変わらない。自分の移籍について訴訟を起こしてきたチームでもあるから。いろいろあった影響で、自分としても複雑なんだ」
上記の説明に基づくと、2015年に6ヶ月間の活動停止を求める訴訟を起こされた出来事や、バルサへの移籍に関する契約不正で投資会社に告訴された出来事などが、サントスに祝辞を送らない一因となっているとも汲み取れるが…。
2017.04.16
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