- Campeonato Brasileiro Serie A 2017ブラジル全国選手権 1部 2017
5ヵ月ぶりに帰ってきた名将 クッカ氏が再びパウメイラスの監督に就任
ブラジルの名門パウメイラスが5ヵ月ぶりにクッカ監督の復帰を発表
▲ 5ヵ月ぶりにパウメイラスを指揮することが決まったクッカ監督
53歳になるクッカ氏は、1980〜1990年代にストライカーとして活躍した元選手で、ブラジル代表として1試合だけ出場した経歴もある人物。1998年にブラジル国内で監督業を歴任すると、2014年からの2シーズンは山東魯能(中国)も指揮した。そして2016年はカンピオナート・パウリスタが開催中の3月からパウメイラスの監督に就任して、同年のブラジレイロンでチームを22年ぶりの優勝に導いた。
クッカ氏は、2016年12月に“個人的な理由”でパウメイラスの監督を辞任。2016年の就任時に28勝11分11敗(勝率は63.3%)という好成績を残しながら辞任したことから、現地のファンやメディアでは首脳陣や選手との軋轢を指摘する声も挙がっていたが、パウメイラスもクッカ氏もそれらの憶測については否定。クッカ氏は「家族との時間を大切にしたくて現場を離れた」と説明していた。
パウメイラスは今季、ヴィッセル神戸を率いるネウシーニョ監督の息子であるエドゥアルド・バチスタ氏を監督に迎えてチームの発展を進めてきた。リベルタドーレスでは(5月4日現在で)グループリーグの首位を維持しているが、ボリビアに乗り込んだ3日の試合で敗れ、グループリーグ突破を決めきれなかった。そして、長い歴史を有する地元の州選手権では準決勝でポンチ・プレッタに敗れたことも、バチスタ氏の解任の決め手になったと報じられている。
1992年にはパウメイラスの主力として7ゴールをマークするなど、往年のサポーターの間では選手としても監督としても印象の良いクッカ氏。今回、5ヵ月ぶりにパウメイラスの監督に同氏が復帰する件についても、フロントや多数のサポーターは歓迎しているという。なお、クッカ氏の監督としての契約内容は2016年のそれと同じとのこと。
パウメイラスは今年、カンピオナート・パウリスタでの戴冠は逃したものの、リベルタドーレスでは決勝トーナメント進出にリーチをかけている。そして5月13日からは連覇を賭けてブラジレイロンに臨む予定となっている。クッカ監督の手腕によって期待される結果は、リベルタドーレスとブラジレイロンの二冠となるが、果たして…。
2017.05.05
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