- Campeonato Brasileiro Serie A 2017ブラジル全国選手権 1部 2017
古巣に戻って躍動しているエルナーニス プライオリティは個人の記録よりチームの勝利
サンパウロに加入後の活躍がめざましい元ブラジル代表MFエルナーニスが口にした抱負
▲ 中国からレンタル移籍で加入後コンスタントに結果を出している元ブラジル代表MFエルナーニス
エルナーニスは、サンパウロに復帰してここまでハイペースでゴールを決めると想像していなかったらしく、「自分でもここまでゴールを決められるとは思ってなかった」と説明。その上で「でもサンパウロのために高いレベルで自分の力を出し切りたいと考えて準備はしてきた」とも述べた。
サンパウロに移籍してすぐに結果を出した選手は他にもいるが、エルナーニスの記録はヘイナウド(10試合で8ゴール)やルイス・ファビアーノ(10試合で7ゴール)を凌駕するハイペース。今のペースで10試合10ゴールを決めれば、サンパウロに加入した新戦力としてはクラブ史上最高のスタートを切った選手となる。だが、エルナーニス自身はそんな記録など気にも留めていないようで、チームの勝利をプライオリティに挙げている。
「個人的な記録には興味がなくて、サンパウロの一員として試合に出させてもらっている以上はチームが勝つことが最優先だ。フットボールはチームスポーツだからね。中国で出場機会に恵まれなかったから、今の境遇は素直に嬉しいけれど、チームが降格圏内に沈んでいるから浮かれたことは言えない。今の我々はあらゆる麺でレベルを上げる必要があるし、チームにとってベストの戦い方を見つけて勝利にこだわっていかなければならない。簡単なことではないが、真剣に努力すれば結果はついてくると確信している」
もはやキャプテンでもいいくらいに、低迷するチームを引っ張ろうとする意志をみなぎらせているエルナーニス。2-4 で敗れた先のクラシコ(パウメイラス戦)についても、「結果は残念だったが、内容は悲観するほどではなかった」としており、残り3ヵ月でのセリエA(1部)残留に向けて最善を尽くす構えだ。
そんなエルナーニスの存在は、サンパウロにとって様々な意味でプラスに作用しそうである。
2017.09.04
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