Campeonato Brasileiro Serie Bブラジル全国選手権 2部

ブラジル南部の名門インテルナシオナウは11日、チームを指揮していたグト・フェヘイラ監督の解任を発表した。

2016年のブラジレイロンで残留争いに敗れ、クラブ史上初の降格を経験したインテルナシオナウは今季、1年でのセリエA復帰を目指して厳しいシーズンを戦ってきた。セリエBでは第34節までしばらく首位の座を守っていたが、直近4試合をひとつも勝てず失速。そして11日に行われた第35節のビラ・ノーバ戦もホームで勝ちきれなかった。試合後のスタジアム内外では、一部のサポーターが警官隊と対峙する事態も発生した。

勝てば昇格を決められる試合で勝利を逃したことが決定打となり、インテルナシオナウのフロントは試合後に突然監督の解任を発表。ホベルト・メロ副会長は、記者会見でグト・フェヘイラ監督の解任理由を次のように説明した。

「勝てば昇格できるチャンスを3試合連続で逃してしまった。チームのパフォーマンスも最近は低下していて、このままではいけないと考えた。そして経営陣で協議した結果、監督の交代を決定した。明日からはコーチのオダイール・エウマン氏が暫定的に指揮を執ることになる」

解任されたグト・フェヘイラ氏が、インテルナシオナウで残した成績は決して悪くなかった。第3節からの33試合で17勝9分7敗で勝率は約60％だった。

なお、記者会見にはマルセーロ・メデイロス会長も同席していたが、同会長は監督解任について言及を避けた。