Selección Nacional de Colombiaコロンビア代表

ブラジルの名門パウメイラスで活躍しているミゲル・アンヘル・ボルハは、コロンビア代表としてワールドカップに出場することを夢見ている。予備登録メンバーにも名を連ねている同選手に対して、コロンビアのサッカーサイト「fútbol RED」がインタビューを実施。そこでボルハはブラジルでの選手生活や、ワールドカップ出場への思いを丁寧に語った。

Q. これまでのサッカー人生において近年はとても充実したものになっているが、本人はどのように感じているか。
良い選手生活を送れていることへの幸せを、とても感謝している。これからもプロ選手として素晴らしい形で引退まで過ごせると確信している。

Q. ブラジルに来てから、あなたの移籍金が高額なわりに生産的な活躍をしていないと批判されたこともあった。ブラジルで言われたことは？
昨年は批判の声も多かったし、「ブラジルが合わない」などとされて中国行きまで提案された。でも私はそれを選ばず、自分自身で課題を克服したいと思い、ブラジルに留まった。私はチャレンジが好きだから。

Q. 今年はとくに素晴らしい活躍をみせているが、その土台となっているのは？
昨年はブラジルサッカーへの順応に苦労したけれど、今年は違って適応することができたし、私の家族もまたサンパウロでの生活を楽しめるようになってきた。そのために尽力してくれた監督やチームメイト、スタッフの全員に感謝している。

Q. パウメイラスのホージェル・マシャード監督との関係はどう？
彼はパウメイラスに就任して以降、私をサポートしてくれて、常にそばにいてくれている。彼は私との信頼関係を積極的に築いてくれて、私に自信を与えてくれた。だから私は監督に恩返ししたいし、そのために頑張れていると思う。

Q. 今、パウメイラスで意識しているプレイスタイルは？
空いたスペースを見つけるために、ボールのないところでも常に動いて相手を振り切れるように準備しておくこと。仲間からボールをもらうときに相手のディフェンスを追い抜けるように意識しておくこと。

Q. パウメイラスで相性の良い選手は？
キャプテンのドゥドゥと、元ベネズエラ代表MFアレハンドロ・ゲーラ。ストライカーのためのスペースを探して最適なボールを送ることに長けた選手なので、自分も助けられている。

Q. ブラジルで何を学んだ？
忍耐力を養い、逆境にも落ち着いて対処し、神を信じること。私はコロンビアでしたことと同じようにブラジルでも過ごしているし、パウメイラスで得点王になりたいと思っている。

Q. コロンビア代表の予備登録メンバー35人に入ったことについて
特別なことだし、家族や友人からも祝福してもらった。この幸せを続けるには、23人に入ることだ。決めるのはペケルマンだから天命を待つしかないし、とても難しいことだが、奇跡を信じて、神を信じて最大限の努力をすることだけだね。

Q. すべてのコロンビア人が望むように、あなたもファルカオがワールドカップに出ることを望んでいる？
もちろん。私は何よりもコロンビア代表のファンであり、前回（ブラジル大会）だってファルカオを観たかったんだ。願わくば、憧れのファルカオとともにワールドカップに出られれば最高だよ。

Q. グループHをどのように捉えている？
複雑なグループだと思う。日本は非常にスピードに溢れるチームなので、甘く見ないで警戒しておかねばならないだろう。ポーランドとセネガルは強くて、高さもある。コロンビアは空中戦で負けないように対策を練る必要があるだろう。

◆　ミゲル・アンヘル・ボルハ
本名：ミゲル・アンヘル・ボルハ・エルナンデス
1993年1月26日生まれ（25歳）
出身：コロンビア（ティエラルタ）
現役時代のポジション：フォワード
2011年に18歳でデポルティーボ・カリの下部組織に入団すると、同年にインデペンディエンテ・メデジンでデビュー。その後コロンビア国内やイタリア、アルゼンチンなどのクラブチームを渡り歩き、2016年6月に加入したアトレティコ・ナシオナルでチームをリベルタドーレス優勝に導く活躍で、同年のレイ・デ・アメリカ（南米最優秀選手）を受賞。