CONMEBOL Sudamericana 2018コンメボル・スダメリカーナ 2018

11月7〜8日に各地で行われたコンメボル・スダメリカーナの準決勝 1st.Leg 。コロンビアの首都ボゴタで行われた「インデペンディエンテ・サンタフェ×アトレティコ・ジュニオール」は、敵地に乗り込んだアトレティコ・ジュニオールが先勝した。

日頃から国内リーグで何度も対戦しているチーム同士の第一戦は、序盤から激しいボールの奪い合いになって双方にイエローカードが複数出された。緊迫した前半は 0-0 で終わらず、39分にセンターサークルで奪い取ったボールを相手陣内に送ると、ハルラン・バレーラのダイレクトスルーパスでキーパーと1対1になったテオフィロ・グティエレスが、シュートフェイントでキーパーを抜き去って無人のゴールへボールを流し込んだ。ところがシュートが決まった瞬間に副審が旗を上げてオフサイドとジャッジすると、テオフィロ・グティエレスは両手で四角をなぞってVAR（ビデオアシスタントレフェリー）システムでの確認を要求。これを受けて無線でVARに確認させた主審は、約2分間の中断を経てテオフィロ・グティエレスのゴールを認めた。スローVTRでは、テオフィロ・グティエレスはまったくオフサイドではなかった。

後半、アトレティコ・ジュニオールは立ち上がりに追加点を奪う。47分、コーナーキックのクリアボールをヘディングでつないで攻め直すと、ペナルティエリアの手前でルイス・ディアスがトラップしたボールを右足のアウトサイドキックでペナルティエリアへスルーパス。ルイス・ディアスとのワンツーで右サイドからペナルティエリアへ上がったマルロン・ピエドライータが、角度のないところから右足を振り抜いてファーサイドのゴールネットに突き刺した。

2点差を追いかける形になったインデペンディエンテ・サンタフェは、74分までに三人の交代枠を使い切って攻撃的に出たが、采配も得点には結びつかず、何度か演出した決定機も相手の好守によってゴールを阻まれた。さらには相手のカウンターを阻止しようとしたハビエル・ロペスがスライディングでボールを蹴り出した後のハルラン・バレーラの腰をスライディングで削った。主審は当初、ハビエル・ロペスにイエローカードを出したが、VARによる確認を経てレッドカードに切り替えた。この結果、ハビエル・ロペスは 2nd.Leg に出られなくなった。

アウェイゴールを2点奪っての先勝で、アトレティコ・ジュニオールは圧倒的に有利となった。次の 2nd.Leg でインデペンディエンテ・サンタフェに逆転の芽はあるのか。

コンメボル・スダメリカーナ　2018　準決勝 1st.Leg　（2018/11/08）
インデペンディエンテ・サンタフェ （コロンビア）	0-2	アトレティコ・ジュニオール （コロンビア）
ロビンソン・サパタ	GK	セバスティアン・ビエーラ
カルロス・アルボレーダ ハビエル・ロペス カルロス・エナオ エドウィン・エレーラ （ルベン・ベンタンクール）	DF	マルロン・ピエドライータ ジェフェルソン・ゴメス ラファエル・ペレス ガブリエル・フエンテス
バルドメーロ・ペルラーサ ジェイソン・ゴルディージョ ディエゴ・グアスタビーノ ルイス・セイハス （ホルヘ・アギーレ）	MF	ビクトル・カンティージョ ハメス・サンチェス （ジョニー・ゴンサーレス） ルイス・ナルバエス ルイス・ディアス ハルラン・バレーラ （セバスティアン・エルナンデス）
アルレイ・ロドリゲス （ファクンド・ギチョン） ウィルソン・ダビ・モレーロ	FW	テオフィロ・グティエレス
	ゴール	39　テオフィロ・グティエレス 47　マルロン・ピエドライータ
ディエゴ・グアスタビーノ ジェイソン・ゴルディージョ ルイス・セイハス	イエロー カード	ジェフェルソン・ゴメス ビクトル・カンティージョ ハルラン・バレーラ ラファエル・ペレス
ハビエル・ロペス	レッド カード
ギジェルモ・サンギネッティ	監督	フリオ・コメサーニャ
主審：　エステバン・オストヒッチ　（ウルグアイ） 会場：　エスタディオ・ネメシオ・カマーチョ　（ボゴタ）