広がる波紋 試合後の武装警察介入についてCONMEBOLが調査開始
リベルタドーレスの試合後に武装警察が銃を向けた異例の事態について
▲ アルセナルのコーチ陣に銃を向ける武装警察
この件について、リベルタドーレスを主催する CONMEBOL(南米サッカー連盟)が調査に乗り出すことも合わせて報じられた。
この試合では両軍による小競り合いが見られ、スタジアムで警備にあたっていた武装警察は試合終了と同時にピッチに突入。アトレチコ・ミネイロのコーチ陣やレフェリーに向かって喧嘩腰になっていたアルセナルの選手たちの前に立ちはだかった武装警官は、激高する選手たちを制止すべく最初は口頭での厳重注意に留めていた。だが選手らが怯まず言い返してきたため、武装警官は銃を向けて威嚇した。
▲ 銃を構える武装警察の登場でピッチは騒然とした空気に包まれた
一連の騒動についてアトレチコ・ミネイロのアレシャンドレ・カリウ会長は、報道陣の取材に対して次のように述べている。
「この件について、非のない我々が責任を負う必要はない。アルセナルと警官との間で起きたトラブルという認識だ」
◆ ◆ コパ・スダメリカーナ2012の決勝でも起きていた「ブラジル×アルゼンチン」 ◆ ◆
クラブチーム単位による「ブラジル×アルゼンチン」の抗争は、昨年末にも起きていた。時は2012年12月12日、舞台はコパ・スダメリカーナ決勝 2nd.Leg 「サンパウロ×ティグレ」でのこと。
ハーフタイムにロッカールームへと引き上げたティグレの選手たちが、モルンビーの警備員らから暴行・脅迫を受けて試合をボイコットした事件が発生。この結果、後半の45分が行われることなく優勝トロフィーはサンパウロに渡った。(ただし、その後CONMEBOLは両軍に対してそれぞれ約10万ドルの制裁金を科している)
現地の報道によると、ベロ・オリゾンチで起こった今回の騒動については「昨年のスダメリカーナ決勝で起こった出来事とは異質(別物)」という見方が大勢を占めているという。
2013.04.05
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