- Primera División de Argentinaアルゼンチン1部リーグ
元チリ代表監督クラウディオ・ボルギがアルヘンティノスの監督に復帰
アルゼンチンの名門アルヘンティノス・ジュニオルスがクラウディオ・ボルギの監督就任を発表
▲ ブエノスアイレスの名門アルヘンティノス・ジュニオルスの監督に復帰したクラウディオ・ボルギ氏
クラウディオ・ボルギは1964年生まれの49歳。現役時代は攻撃的MFとして活躍し、多くのクラブチームを渡り歩いた。とりわけ若手時代のアルヘンティノスでは卓越したテクニックを高く評価され、当時全盛を極めていたディエゴ・マラドーナの「後継者」とまで称された。1985〜1986年はアルゼンチン代表にも選出され、9試合に出場して1ゴールを挙げた。チリのサンティアゴ・ワンデレールスにいた1999年を最後に現役引退。そして2004年から監督業を始めている。
南米の各クラブで監督としての実績を積み重ねると、2011年からの約2年間チリ代表を指揮した。
クラウディオ・ボルギとアルヘンティノスとの関係は深い。ボルギが選手としてキャリアをスタートさせたのがアルヘンティノスであり、アルヘンティノスには1981年から約6年間在籍。1987年以降は選手としてアルヘンティノスに戻ることはなかったが、2009年に監督として古巣アルヘンティノスに戻っている。今回は同氏にとって2度目のアルヘンティノス監督就任となる。
2013-2014前期のアルヘンティノスはスタートダッシュに成功。開幕当初は首位に立った時期もあったが、その後ジリジリと順位を下げて前期は13位で終了した。チームのさらなる躍進を目指すクラブ側が、再びボルギ氏に白羽の矢を立てたという。
ホームスタジアムで監督就任の写真撮影に応じたボルギ新監督は、3年半ぶりに古巣へ復帰した喜びを次のように表現している。
「“我が家”ともいうべきアルヘンティノスで再び仕事ができることを心から誇りに感じている。チームが躍進するために全力を尽くすつもりだが、私一人の力ではどうにもならない。選手、スタッフとともに一丸となって闘い、そしてインチャ(サポーター)の後押しもあってこそチームは強くなる。私はアルヘンティノスのインチャが我々の支えになってくれることを身を持って体験しているから、インチャの存在は本当に心強い。今年も熱い応援を期待している」
そして同氏は次のように続けた。
「先月熾烈な優勝争いを繰り広げた4強(サン・ロレンソ、ラヌース、ベレス、ニューウェルス)との間に決定的な差があるとは思っていない。アルヘンティノスにも優勝争いをするだけの戦力は揃っているし、この後期はそれを実現させたい。私の使命は残留争いをすることではないし、そんな低い目標は立てるつもりもない。やる以上はチームを強くしたい」
アルヘンティノス・ジュニオルスはディエゴ・マラドーナの出身クラブとして有名だが、アルヘンティノスは他にも数多くの名手がキャリアをスタートさせたクラブチームとして知られる。レドンド、ソリン、プラセンテ、インスーア、ニコラス・メディーナ、ルーカス・ビリアといったアルゼンチンを代表する選手は、いずれもアルヘンティノスの出身である。アルヘンティノスには、若手を育成する土壌が整っているのだ。
ボルギ氏は次のようにも語った。
「マラドーナを筆頭に素晴らしい選手を数多く輩出したアルヘンティノスの伝統を維持したい。今のチームを強くすることは必須だが、若手の育成にも携わっていければ。今もユースには優秀な選手が多くいると聞いているので、彼らのプレイも見てみたい」
2014.01.03
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