故テレ・サンターナと並び称された名将マリオ・トラバリーニ氏が緊急入院
ブラジルサッカー界にトータルフットボールを取り入れた名将マリオ・トラバリーニがサンパウロ市内の病院に緊急入院
▲ パウメイラスやバスコ、フルミネンセ、コリンチャンスとブラジルを代表する名門チームで実績を残したマリオ・トラバリーニ氏も、現在は81歳。
マリオ・トラバリーニ氏は1932年生まれで、現在は81歳になる。現役時代に目立った成績は残していないが、監督として大成した人物だ。1966年のサンパウロ州選手権でパウメイラスを優勝させると、その翌年にはパウメイラスをタッサ・ブラジウ(のちのブラジル全国選手権に相当するカップ戦)優勝へと導いた。
1974年にワールドカップでヨハン・クライフ擁するオランダ代表がトータルフットボールを披露すると、これをいち早く取り入れてブラジル人の才能とブレンドさせた新戦術を考案。同年指揮していたバスコ・ダ・ガマにブラジル全国選手権のタイトルをもたらした。
1976年にはフルミネンセを率いてリオ・デ・ジャネイロ州選手権を制すると、1982年にはコリンチャンスの監督としてサンパウロ州選手権を優勝に導いている。
同じ時期に監督として名声を築いた同世代の故テレ・サンターナ元ブラジル代表監督と並び称される名将である。
家族の意向によりトラバリーニ氏の病状については公表されていないが、一日も早い回復が望まれるところだ。
◎マリオ・トラバリーニ氏が監督時代に獲得したタイトル
年 | 指揮したチーム | 獲得したタイトル |
---|---|---|
1966 | パウメイラス | サンパウロ州選手権 |
1967 | パウメイラス | タッサ・ブラジウ |
1974 | バスコ・ダ・ガマ | ブラジル全国選手権 |
1976 | フルミネンセ | リオ・デ・ジャネイロ州選手権 |
1982 | コリンチャンス | サンパウロ州選手権 |
2014.01.07
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