- Copa Antel 2014コパ・アンテル 2014
南米最古のクラシコで大乱闘勃発 “フットボクシング”の末に4人退場
ウルグアイ コパ・アンテル 2014 準決勝 ペニャロール 0-1 ナシオナル・モンテビデオ
▲ 58分にPKでこの試合唯一のゴールを決めたイバン・アロンソ
前半はペニャロールが優勢にあった。39分に速攻からパチェーコがゴールポストをかすめるシュートでチャンスメイクすると、43分には左からのクロスにウルタードが頭で合わせたが、ボールは枠外に逸れた。
0-0 で迎えた後半、57分に攻め込んだナシオナルはペナルティエリアの右側でドリブル突破を試みたリチャール・ポルタが顔面を妨害されて転倒。これで得たPKをイバン・アロンソが豪快に決めてナシオナルが先制した。
ナシオナルの1点リードで試合は終盤に突入。そして78分を過ぎたところで事件が起こった。前線に送られたボールをカルロス・ヌーニェスが頭で競り、セカンドボールをトラップしようと右足を高く上げたところで、ヘディングでクリアをしたギジェルモ・デ・ロス・サントスの胸部にスパイクの裏が激突した。ギジェルモ・デ・ロス・サントスが胸を押さえて倒れ込むと、間近にいたアンドレス・スコッティが激昂。カルロス・ヌーニェスに詰め寄って激しく罵倒したのを機に両軍入り乱れての小競り合いが勃発した。
▲ 78分の小競り合いで中断した試合は、81分頃に両軍の控え選手が入り乱れての大乱闘に発展した
9人対9人になった試合はそのままタイムアップを迎え、勝ったナシオナルが決勝進出を決めたものの、4人の退場者を出した大乱闘が後味の悪さを残した。試合後、ウルグアイの地元メディアはこの試合を「フットボクシング」と揶揄した。
同日行われたもう1試合の準決勝「アトレティコ・ラファエラ vs オリンピア」は 3-3 で決着が付かず、PK線の末にアトレティコ・ラファエラが決勝に進むことが決まった。決勝は「ナシオナル・モンテビデオ vs アトレティコ・ラファエラ」、3位決定戦は「ペニャロール vs オリンピア」となっている。
ウルグアイ コパ・アンテル 2014 準決勝 (2014/01/20) | ||
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ペニャロール | 0-1 | ナシオナル・モンテビデオ |
ファン・カスティージョ | GK |
ホルヘ・バーバ (レオナルド・ブリアン) |
エミリアーノ・アルビン (バルターサ・シルバ) ダミアン・マカルーソ ジョー・ビセーラ パブロ・リーマ |
DF |
パブロ・アルバレス アンドレス・スコッティ ホルヘ・クルベーロ (ギジェルモ・デ・ロス・サントス) ファン・マヌエル・ディアス |
エルナン・ノビック (パオロ・ウルタード) セバスティアン・ピリス セルヒオ・オルテマン (ファビアン・エストジャノフ) ルイス・アギアル |
MF |
マキシミリアーノ・カルサーダ ディエゴ・アリスメンディ (ニコラス・プリエート) リチャール・ポルタ (ヘナット・セーザル) イグナシオ・ゴンサーレス カルロス・デ・ペーナ |
アントニオ・パチェーコ (ホルヘ・ロドリゲス) マルセーロ・サラジェータ (カルロス・ヌーニェス) |
FW |
イバン・アロンソ (サンティアゴ・ガルシア) |
ゴール | 58 イバン・アロンソ (PK) | |
エミリアーノ・アルビン バルターサ・シルバ パブロ・リーマ |
イエロー カード |
イグナシオ・ゴンサーレス |
カルロス・ヌーニェス ファビアン・エストジャノフ |
レッド カード |
サンティアゴ・ガルシア イグナシオ・ゴンサーレス |
ホルヘ・ゴンサルベス | 監督 | ヘラルド・ペルッソ |
主審: マルティン・バスケス 会場: エスタディオ・センテナーリオ (モンテビデオ) |
2014.01.20
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