2月5〜6日に行われたサンパウロ州選手権の第6節。州都サンパウロで行われた「ピラシカーバ×パウメイラス」は、終盤に勝ち越したパウメイラスが勝利。パウメイラスは無傷の開幕6連勝と目下絶好調である。

試合は開始直後にピラシカーバがチャンスメイクし、左からのクロスをハファエウ・マセーナがヘディングで合わせたが、枠を捉えていたシュートはGKフェルナンド・プラスが寸前でピッチの外に弾き出したためピラシカーバの先制は幻と消えた。

先制したのはパウメイラス。14分、マジーニョが倒されて得たPKをアラン・カルデッキが確実に決めて優位に立った。

しかし全勝のチームと互角の攻防を演じたピラシカーバは32分、右コーナーキックをキャッチしようとしたフェルナンド・プラスの手前に選手が入り交じり、フェルナンド・プラスがボールを取り損ねると、ファーサイドでフリーになっていたジョナタン・カフーの左太ももにボールが当たってゴールに吸い込まれた。相手側のミスに乗じて、ピラシカーバが同点とした。

後半も一進一退の攻防は続き、同点のまま息の詰まる熱戦となった。引き分けのまま過ぎていった時計の針が84分を迎えた頃、相手陣内でボールを回したパウメイラスが決勝点を奪う。二列目でタメを作ったマルキーニョス・ガブリエウが近くにいたメンディエータにパスを出すと、メンディエータはフェイントで一人をかわして前線にスルーパスを供給した。
このパスに反応したフランサがペナルティエリアの右側でトラップすると、スライディングした相手をフェイントでかわしてボールを持ち直し、後方にバランスを崩しながらも右足でシュートを打った。するとボールは緩い弧を描いて、GKマルシオの頭上を通過。
ファーサイドのゴールネットを揺らした直後、起き上がったフランサはユニフォームを脱いでコーナースポットに叩きつけると、タトゥーまみれの上半身を惜しげもなく披露してサポーターの歓声に応えた。

サンパウロ州選手権　2014　第6節　（2014/02/05）
ピラシカーバ	1-2	パウメイラス
マルシオ	GK	フェルナンド・プラス
パウロ・エンリーキ レオナルド・ルイス ピッチ アエウソン （ファビアーノ）	DF	ウェンデウ ルッシオ ウェウリントン ジュニーニョ
アジウソン・ゴイアーノ ホドウフォ ダニーロ・サクラメント （ピピーコ） ジウシーニョ （ダニリーニョ）	MF	マルセーロ・オリベイラ ウェズレイ （ウィリアン・メンディエータ） マジーニョ （ジオーゴ） マルキーニョス・ガブリエウ
ジョナタン・カフー ハファエウ・マセーナ	FW	アラン・カルデッキ レアンドロ （フランサ）
ジョナタン・カフー　32	ゴール	14　アラン・カルデッキ　（PK） 84　フランサ
ダニリーニョ ハファエウ・マセーナ	イエロー カード	ウェウリントン ルッシオ ジュニーニョ
エジソン・ソー	監督	ジウソン・クレイナ
主審：　ビニシウス・フルラン 会場：　エスタジオ・バロン・ジ・セーハ・ネグラ　（ピラシカーバ）