Campeonato Brasileiro Serie A 2014ブラジル全国選手権 1部 2014

先月退団に直結する失踪騒動を起こしたホナウジーニョ・ガウーショに続いて、今度はブラジル代表FWジョが失踪騒動を引き起こした。主力選手の度重なる失踪を受けて、アトレチコ・ミネイロのアレシャンドレ・カリウ会長は怒りをあらわにしている。

ジョは3日に行われたブラジル全国選手権の試合には出場したが、翌朝のチーム練習に顔を出さず行方不明になっていた。水曜日にはサンタ・カタリーナ州のシャペコーにいることが判明したが、当の本人はシャペコーに行くことを周囲に告げていなかったため、アトレチコ・ミネイロでは「ジョが失踪した」との騒ぎに発展した。

アトレチコ・ミネイロのアレシャンドレ・カリウ会長は騒動を起こしたジョに激怒。一時はホナウジーニョと同様に退団させる考えまで明かした。今年のブラジル全国選手権における出場試合数が7試合未満のジョは、国内の他チームに移籍すればブラジル全国選手権に出場できる。しかしレビル・クウピ監督の説得もあって、ジョは退団せずアトレチコ・ミネイロに留まることになった。ただしお咎め無しではなく、今回の騒動を起こしたジョには８月の月給が40％カットされるペナルティが科されることが公表されている。

ジョの父親であるダリオ・シウバ氏は、お詫びの言葉を添えて次のように話している。
「騒動以降、息子とは連絡をとっていないが、世間とアトレチコ・ミネイロに迷惑をかけたことをお詫びしたい。息子にはヨーロッパのクラブチームからいくつかオファーをいただいているが、息子は今ヨーロッパでプレイすることに興味がないと言っているから、ヨーロッパへの移籍はないだろう」

ジョは8月8日に、アトレチコ・ミネイロのチーム練習に合流している。