Copa Suruga Bank スルガ銀行チャンピオンシップ

万博公園に飛び交った大阪弁とスペイン語 南米王者がガンバに完勝して戴冠

スルガ銀行チャンピオンシップ 2015 ガンバ大阪 0-3 リーベル・プレート
▲ 8分にPKを決めたウルグアイ代表MFカルロス・サンチェス
日本のヤマザキナビスコカップ王者と南米のコパ・スダメリカーナ王者とが対戦するコパ・スルガ・バンク(スルガ銀行チャンピオンシップ)。8月11日に大阪府吹田市の万博記念競技場で「ガンバ大阪×リーベル・プレート」が行われた。

夕方になると万博記念競技場へ向かう大阪モノレールの車内には、青と黒のユニフォームを着たガンバのサポーターはもちろん、スペイン語を話す外国人の集団も点在。そして競技場最寄りの公園東口駅を下車すると、ガンバのサポーターに混ざるようにしてリーベルプラテンセが競技場へと歩いていた。

スタジアムの外に並んだ屋台には観客による長蛇の列が散見され、暑さ対策で水分を欲する人々が自動販売機に列を作るなど混雑した様子。そして昨年のヤマザキナビスコカップのトロフィーとコパ・スダメリカーナのトロフィーとが両チームのユニフォームとともに展示されている一角もあり、訪れた人の関心を引き寄せていた。

試合開始の15分前にはリーベルのスターティングメンバーが発表された。スタンドからの歓声が大きかった選手はハビエル・サビオラで、控え選手と監督も含めて歓声の上位3人はサビオラ、MFルイス・ゴンサーレス、マルセーロ・ガジャルド監督の順だった。

▲ 表彰式で優勝トロフィーを掲げるGKマルセーロ・バロベーロ(中央)
リーベル側のA席(ゴール裏)とメインスタンドのリーベル側(カテゴリー南)を除いた座席はおおむね満員となって試合は19時にキックオフ。リーベルは前半5分にニコラス・ベルトーロがファウルを受けて得たPKを、ウルグアイ代表MFカルロス・サンチェスが難なく決めて早々に先制した。

日本人の人気も高いサビオラは、15分にペナルティエリアで細かいフェイントを交えたドリブルでスタンドの歓声と拍手を誘うなど、見せ場を作っていた。

追いかけるガンバは前半の21分に絶好のチャンスを迎えた。ガンバのロングフィードをGKバロベーロが処理しようと前に出たところ、ペナルティアークの手前で大きくバウンドしたボールは弧を描いてバロベーロの背後に落ちた。これに反応していたパトリックはペナルティエリアでマイボールにしたが、無人のゴールへシュートを打とうとした瞬間、急いで戻ったバロベーロが右手を伸ばしてボールをピッチの外へ掻き出した。バロベーロのミスとファインセーブが同時に発生した“自作自演”ともいえるシーンになったが、ガンバにとっては同点にする絶好機を不意にした格好だ。

▲ スタンドに消える直前にピッチで写真撮影に応じたハビエル・サビオラ。日本のサッカーファンにも有名なサビオラは万博でも多くの歓声を浴びていた
ピンチを切り抜けたリーベルは31分、コーナーキックに合わせたガブリエル・メルカードのヘディングシュートが決まって2点目を挙げると、前半のアディショナルタイムにはカルロス・サンチェスのボレーシュートがクロスバーを叩くシーンも演出した。

エンドの替わった後半、ガンバのサポーターが埋めたA席では開始前から応援歌を歌って選手を鼓舞。だが試合の主導権を握っていたのはリーベルで、61分にはカウンターで一気に相手陣内の右サイドまでボールを運ぶと、トラップで相手のマークを振り切ったゴンサーロ・マルティネスが左足でカーブをかけたシュートをファーサイドのゴールネットに突き刺した。3-0 となったことで勝負はほぼ決し、ガンバが勝つ空気は競技場から消え失せてしまった。

それでもガンバのイレブンは腐らず、南米王者からゴールを奪う意識を高く持って攻め込んだ。終盤には何度も決定機を作りスタンドの歓声を誘ったが、シュートが外れるたびに歓声は溜息に変わるばかり。昨年三冠を達成した日本の王者が、リーベルのゴールネットを揺らすことは最後までなかった。

試合が終わるとすぐにピッチで表彰が行われ、戴冠したリーベルの選手は皆で記念撮影。その後トロフィーを携帯してリーベルプラテンセが集うゴール裏へ歩み寄り、優勝の喜びを分かち合った。トロフィーは最後にサビオラの手に渡り、サビオラはメインスタンドからの歓声やシャッターに笑顔で応えながらスタンドの奥へと消えていった。

スルガ銀行チャンピオンシップ 2015 (2015/08/11)
ガンバ大阪
(日本)
0-3 リーベル・プレート
(アルゼンチン)
藤ヶ谷 陽介 GK マルセーロ・バロベーロ
金 正也
(倉田 秋)
岩下 敬輔
今野 泰幸
オ・ジェソク
(平尾 壮)
DF ガブリエル・メルカード
ジョナタン・マイダーナ
ラミーロ・フネス・モリ
レオネル・バンジオーニ
遠藤 保仁
明神 智和
(藤春 廣輝)
大森 晃太郎
(二川 孝広)
井手口 陽介
MF マティアス・クラネビッテル
レオナルド・ポンシオ
(ゴンサーロ・マルティネス)
カルロス・サンチェス
(カミーロ・マジャーダ)
ニコラス・ベルトーロ
(タバレー・ビウーデス)
リンス
(阿部 浩之)
パトリック
(赤嶺 真吾)
FW セバスティアン・ドリウッシ
(レオナルド・ピスクリーチ)
ハビエル・サビオラ
(ルイス・ゴンサーレス)
ゴール 08 カルロス・サンチェス (PK)
31 ガブリエル・メルカード
61 ゴンサーロ・マルティネス
岩下 敬輔
倉田 秋
イエロー
カード
長谷川 健太 監督 マルセーロ・ガジャルド
主審: 佐藤隆治 (日本)
会場: 万博記念競技場 (大阪府吹田市)
2015.08.11

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