CONMEBOL Libertadores 2019コンメボル・リベルタドーレス 2019

7月23〜25日に各地で行われたコンメボル・リベルタドーレスの決勝トーナメント1回戦 1st.Leg。エクアドルの首都キトで行われた「リーガ・デ・キト×オリンピア」は、リーガ・デ・キトが先勝した。

標高2,850mの高地キトで行われた試合は、リーガ・デ・キトが“地の利”を生かして優位に進めた。11分、エクアドル代表MFジェフェルソン・オレフエーラが右サイドを崩してペナルティエリアへパスを出すと、トラップしたホセ・アジョビーが右足でゴール右隅に沈めて先制した。

オリンピアは24分に波状攻撃から、最後はアレハンドロ・シルバがヘディングでゴールに押し込んだ。ベンチ前ではダニエル・ガルネーロ監督も両手を握りしめてゴールを喜んだが、主審はVARチェックによって最初にヘディングシュートを打ったネストル・カマーチョがボールを右手に当てていたことを確認して、シルバのゴールを無効とした。

後半、リーガ・デ・キトは開始直後にロドリーゴ・アギーレが最終ラインの裏へ抜け出してシュートを決めたが、主審はVARチェックによってアギーレのオフサイドをとった。スローVTRだと片足がわずかに前に出ているだけの、どちらともとれるタイミングではあったが、オリンピアにとって嬉しい判定となった。

相手の猛攻をしのいでいたオリンピアは56分に元パラグアイ代表FWロケ・サンタクルスが右足でシュートに持ち込むと、60分にロドリーゴ・ロハスがペナルティエリアの外から右足でゴール左隅へ流し込むミドルシュートを決めて 1-1 とした。

それでも試合の流れはリーガ・デ・キトにあり、72分にアンデルソン・フリオが右サイドからドリブルでペナルティエリアに入ってパスを出すと、ヨハン・フリオが右足でゴールに蹴り込み勝ち越しに成功。そして84分にはペナルティエリアの手前で直接フリーキックのチャンスを得ると、元マンチェスター・ユナイテッドのアントニオ・バレンシアが右足のヒールキックで左へ流して、壁からズレてシュートコースができたところにロドリーゴ・アギーレが左足でゴールネットに突き刺して、勝利を決定づけた。

リーガ・デ・キトは2点差をつけていて優位にある。2nd.Leg は7月30日に、パラグアイの首都アスンシオンで行われる。

コンメボル・リベルタドーレス 2019 決勝トーナメント1回戦 1st.Leg　（2019/07/23）
リーガ・デ・キト （エクアドル）	3-1	オリンピア （パラグアイ）
アドリアン・ガバリーニ	GK	リブラード・アスコーナ
アントニオ・バレンシア ルイス・カイセード カルロス・ロドリゲス クリスティアン・クルス （ルイス・アジャラ）	DF	セルヒオ・オタルバロ アントリン・アルカラス ホルヘ・アリアス イバン・トーレス （ルイス・デ・ラ・クルス）
ホセ・カサーレス ジェフェルソン・オレフエーラ （エディソン・ベガ） ホセ・アジョビー （ルイス・チカイーサ） ヨハン・フリオ アンデルソン・フリオ	MF	ロドリーゴ・ロハス ホセ・レギサモン リチャール・サンチェス アレハンドロ・シルバ
ロドリーゴ・アギーレ	FW	ロケ・サンタクルス （ホルヘ・オルテガ） ネストル・カマーチョ （マキシミリアーノ・オリベーラ）
ホセ・アジョビー　11 ヨハン・フリオ　72 ロドリーゴ・アギーレ　84	ゴール	60　ロドリーゴ・ロハス
アントニオ・バレンシア ルイス・カイセード	イエロー カード	アントリン・アルカラス ネストル・カマーチョ ロドリーゴ・ロハス
パブロ・レペット	監督	ダニエル・ガルネーロ
主審：　パトリシオ・ロウスタウ　（アルゼンチン） 会場：　エスタディオ・カーサ・ブランカ　（キト）