Primera División de Chileチリ1部リーグ

あきらめの夏… 暴動続くチリでプロサッカー協会が消化不良のまま2019シーズンの終了を発表

国内の政情不安を理由にチリの1部リーグと2部リーグが11月29日付でのシーズン終了を決定
▲ 政情不安によりチリの1部リーグは全日程が開催されないまま強制的にシーズン終了が決まり、ウニベルシダー・カトリカの優勝が決まった
チリ国内で10月に勃発したデモや暴動の影響で開催が困難になっていたチリ1部リーグが、29日に今シーズンを終了すると決定。同日中に公式発表した。事実上、主催側が全日程の開催をあきらめた格好だ。

前述の暴動発生以降、ANFP(チリプロサッカー協会)は随時国内リーグの開催を試み、11月22日には第26節の一部の試合を開催するまでにこぎつけたが、スタジアム周辺での暴動を理由に一部試合が中断すると、他の試合も相次いで延期となっていた。

収束を見せない動乱を受けて、ANFPは29日の午後に1部リーグと2部リーグの今後について緊急会議を実施。ANFP本部に集まった各チームの幹部のうち、実に42人がリーグ再開に反対の意志を示したという。

この結果、延期になった試合を含めて最終節までの全試合が中止となり、2019シーズンは消化不良のまま11月29日に終了。優勝はウニベルシダー・カトリカとなり、4位ウニオン・ラ・カレーラまでの4チームに2020年のリベルタドーレス出場権が与えられた(3〜4位はグループリーグ予備戦からの参戦)。得点王は、パレスティーノのアルゼンチン人FWルーカス・パッセリーニ(14点)に決定した。

全日程が正常に開催されなかった事実を踏まえて、今季については2部降格も1部昇格もないことになった。2部で今年結果を出していたサンティアゴ・ワンデレールスやデポルテス・ラ・セレーナなど上位チームにとっては、ここまでの努力が無駄になる最悪の措置となってしまった。

ちなみに、同日の緊急会議では2020年のレギュレーションも議題に上がり、1部・2部ともに2019年と同様の通年開催となることが決まっている。だが、2020年に国内リーグが予定通り行われるか否かは、言わずもがな政情不安の解消に懸かっている。
2019.11.29
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