Campeonato Uruguayo 2020ウルグアイ１部リーグ 2020

COVID-19（新型コロナウイルス感染症）のパンデミックにより麻痺していたウルグアイサッカー界に、希望が生まれた。AUF（ウルグアイサッカー協会）は6日、国内リーグの再開に向けた指針を発表した。

AUFの発表によれば、まず6月15日を少人数でのチームトレーニング再開日に指定して、それまでに各クラブチームの選手へのPCR検査や抗体検査などを実施。そこで陰性が確認された選手のみが、6月15日からトレーニングに参加する許可を得られるという。AUFのガストン・テアルディ副会長は、外国メディアの取材に応じて次のように説明している。

「初期段階の策として、まずは15日から少人数でのチームトレーニングを始める。それに先立ち10〜11日までにウイルス関連の検査を済ませる予定だ。そうして15日になれば、最低でもトップリーグのトレーニングは実施できているだろう」

これに先立ち、モンテビデオ・シティ・トルケ、モンテビデオ・ワンデレールス、デフェンソール・スポルティンなど一部のチームではすでに各種検査を実施しており、選手個々の検査結果を適宜AUFに伝えている。

テアルディ副会長は、国内リーグの再開までのプロセスを４つのフェーズに分けて、ひとつずつクリアしていった上で最終的には8月上旬にも国内リーグ再開に持ち込みたい考えだ。8月上旬に再開となれば、3月中旬に中断してから実に約5ヵ月ぶりの公式戦復活となる。

南米では他国と比べてとりわけCOVID-19の感染者数も死亡者数も少ないパラグアイとウルグアイが、国内リーグの再開への指針を発表した。だが、COVID-19により国内リーグの再開を決断できない国が南米大陸では大勢を占めている。

▼　CONMEBOL加盟10カ国の感染状況　（2020年6月5日現在）

国	感染者数	死亡者数
アルゼンチン	21,037	520
ボリビア	12,245	415
ブラジル	645,771	35,026
チリ	122,499	1,448
コロンビア	36,635	1,145
エクアドル	42,106	3,592
パラグアイ	1,087	11
ペルー	187,400	5,162
ウルグアイ	834	23
ベネズエラ	2,145	20