- Campeonato Brasileiro Serie A 2019ブラジル全国選手権 1部 2019
サンパオリ氏との交渉決裂で速やかに舵を切ったパウメイラス ルシェンブルゴ氏の新監督就任を発表
パウメイラスが元ブラジル代表監督のバンデルレイ・ルシェンブルゴ氏を指揮官に招聘したと発表
▲ 2019年はバスコ・ダ・ガマをセリエA残留に導いた元ブラジル代表監督のバンデルレイ・ルシェンブルゴ氏
パウメイラスは今年、“フェリポン”ことルイス・フェリッピ・スコラーリ監督の元でシーズンを戦っていたが、コパ・アメリカによる中断明けから成績が振るわず9月に解任。後任にマノ・メネーゼス氏を招聘して盛り返していたが、ブラジレイロン優勝を果たせなかったばかりか、消化試合でフラメンゴに完敗するとマノ・メネーゼス氏も解任していた。
シーズン終了を以てパウメイラスは、元アルゼンチン代表監督ホルヘ・サンパオリ氏にオファーを出していたが、同氏の要求する給料が高額なことを理由に破談。この結果を受けて、パウメイラスはすかさずルシェンブルゴ氏に打診した。ルシェンブルゴ氏は2019年にバスコ・ダ・ガマを率いてセリエA残留に導いたが、バスコの財政難を汲み取って契約を更新せず解除したばかりだった。
ルシェンブルゴ氏がパウメイラスで監督に就くのは今回が5度目で、同氏の就任にネット上では賛否が渦巻いている。
◆ バンデルレイ・ルシェンブルゴ
- 本名:
- バンデルレイ・ルシェンブルゴ・ダ・シウバ
- 生年月日:
- 1952年5月10日生まれ(67歳)
- 出身:
- ブラジル(リオ・デ・ジャネイロ州ノバ・イグアス)
- ポジション:
- 左サイドバック (現役時代)
1968年から1970年まではボタフォゴの下部組織にいたが、1971年にフラメンゴでデビュー。同世代のジーコとは1978年までチームメイトだった。1978年にインテルナシオナウへ移籍して、翌1979年にはユース時代の古巣ボタフォゴに戻ったものの、ボタフォゴでは出場機会が少なく1980年に引退した。1980年から監督としてのキャリアを積み、ブラジルや中東のクラブチームの監督を歴任すると、1998年にマリオ・ザガロ氏が退任したブラジル代表の監督に抜擢された。1999年のコパ・アメリカでは優勝に導いたが、その後のW杯南米予選での不振と、自身の年齢詐称や脱税問題が発覚したこともあり、2000年のシドニー五輪終了後に解任された。2003年にクルゼイロを、2004年にはサントスをそれぞれブラジレイロン優勝に導くと、2005年にはレアル・マドリー(スペイン)の監督に就任。だが、結果を残せず解任されると、以降は中国スーパーリーグで監督を務めた2016年を除き、ブラジルのクラブチームを断続的に率いている。2019年はバスコ・ダ・ガマをセリエA残留に導いた。
2019.12.16
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