
- Campeonato Brasileiro Serie A 2020ブラジル全国選手権 1部 2020

ブラジレイロンの開幕は8月9日に決定 状況次第ではサンパウロ州のチーム抜きでの開催も?
2020年のカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)の開催時期とレギュレーションについて

▲ 2020年のブラジレイロンは8月9日開幕の予定
CBF(ブラジルサッカー連盟)が7日に発表した内容には、カンピオナート・パウリスタ(サンパウロ州選手権)のスケジュールに配慮がなされることなく8月9日開幕を決めた事情もあって、今後の動向次第ではサンパウロ州のチームを除外した上での開幕となる可能性にも言及している。
FPF(サンパウロ州サッカー連盟)は兼ねてからカンピオナート・パウリスタの全日程消化を重視する姿勢を明確にしていて、ブラジレイロンへの参加はカンピオナート・パウリスタ終了後の立場を示している。今回のCBFの決定について、サンパウロ州のジョアン・ドリア州知事は「ブラジレイロンの8月9日開幕が決定する過程で、CBFからは何の連絡も協議もなかった」と記者会見で嘆いた。
FPFはあくまで伝統の州選手権を重視する構えだが、他の州では州選手権の全日程を消化できなかったとしてもブラジレイロンを優先するようだ。その背景には、巨額の放映権収入が深く関連しているとの見方が大勢を占めている。
そんな2020年のブラジレイロンは、COVID-19の影響を受けて異例ずくめだ。例年は20チームによる完全ホーム&アウェイの38試合が行われているが、今年に限っては2つのラウンドに分けて行う方式になる。ただし、各ラウンドでの首位は優勝扱いにならず、2ラウンドの合計勝ち点で最終順位を決めるという。首位から6位の6チームには2021年のリベルタドーレス出場権が与えられ、7〜12位の6チームには2021年のスダメリカーナ出場権が与えられる。そして合計勝ち点の下位4チームは、セリエB(2部)降格となる。
さらには、感染症対策の一環として、ホーム&アウェイに忠実でない代替都市開催の提案もあって、この案には20チーム中19チームが“ホーム”以外での開催に同意している。唯一、アトレチコ・パラナエンセだけが反対しているという。
スケジュールも例年とは異なり、年内での閉幕は断念して年末年始も試合を行い、閉幕時期を暫定で2021年2月とすることも明らかになった。
ちなみに、セリエC(3部)の開幕日はセリエBと同じ8月8日と発表されたが、その下のカテゴリーであるセリエD(4部)の開幕は開催を含めて未定だ。
かくして、FPFとの不和を抱えたままでCBFが開幕日を決定した2020年のブラジレイロン。発表の通り、セリエAは8月9日に無事開幕を迎えられるのか。
2020.07.07
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