CONMEBOL Libertadores 2020コンメボル・リベルタドーレス 2020

1月12〜13日に各地で行われたコンメボル・リベルタドーレスの準決勝 2nd.Leg。ブラジルのサントスで行われた「サントス×ボカ・ジュニオルス」は、身長159cmのベネズエラ代表FWジェフェルソン・ソテルドのゴールなどでサントスが快勝した。

キックオフ直後にマリーニョのシュートがポストを直撃していきなりチャンスメイクしたサントスは、その後も畳みかけると15分に先制。ペナルティエリアでジェフェルソン・ソテルドが右足を振り抜き、相手の左腕に当たると一斉にハンドを主張した選手の中で、最もボールの近くにいたジエゴ・ピトゥーカが左足でゴールに流し込んだ。

サントスは32分にルーカス・ベリッシモがフランコ・ソルダーノと空中で競った際に頭を切ってしまい、激しく流血して応急処置のため数分ピッチを離れるアクシデントもあった。

後半、サントスは立ち上がりの48分に追加点を奪取。左サイドからドリブルでペナルティエリアの左側に達したジェフェルソン・ソテルドが、少し右に切り返すや否や右足を振り抜いてゴールネットに突き刺した。さらにその2分後にはペナルティエリアで最終ラインを突破したマリーニョがゴールエリア付近でボールを折り返して、ルーカス・ブラーガのゴールをお膳立て。サントスはボカを相手に3点をリードした。

対照的にボカは55分、マリーニョをチャージで倒したコロンビア代表DFフランク・ファブラが、意図的に右足を下ろして転倒したマリーニョの下腹部を踏みつけ、一発退場に。3点差を追いかけなければならない状況で、愚かな行為に及んだファブラの退場によって、ボカは数的不利に陥ってしまった。

ボカは退場者を出した直後にエドゥアルド・サルビオを下げざるをえず、その上で“ワンチョペ”ことラモン・アビラを投入。58分には波状攻撃も披露したが、テベスのシュートも“ワンチョペ”のシュートも相手の堅い守備を崩しきれなかった。

サントスは、クッカ監督の冷静な采配もあって最終的には 4-4-2 に変更して相手の攻撃に対応。ボカは最後まで1点も奪えず、準決勝での敗退が決まった。

この結果、サントスは決勝で同胞のパウメイラスと対戦することになった。優勝すれば、サントスにとっては2011年以来9年ぶりの南米制覇となるが、果たして。

コンメボル・リベルタドーレス 2020 準決勝 2nd.Leg　（2021/01/13）
サントス （ブラジル）	3-0	ボカ・ジュニオルス （アルゼンチン）
ジョアン・パウロ	GK	エステバン・アンドラーダ
パラ ルーカス・ベリッシモ ルアン・ペレス フェリッピ・ジョナタン （マジソン）	DF	レオナルド・ハラ （フリオ・ブッファリーニ） リサンドロ・ロペス カルロス・イスキエルド フランク・ファブラ
アリソン （ビニシウス・バレイロ） ジエゴ・ピトゥーカ （サンドリ） ジェフェルソン・ソテルド （ジョビソン）	MF	ディエゴ・ゴンサーレス （ニコラス・カパルド） ジョルマン・カンプサーノ エドゥアルド・サルビオ （エマヌエル・マス） セバスティアン・ビジャ
マリーニョ カイオ・ジョルジ ルーカス・ブラーガ （ジェアン・モッタ）	FW	フランコ・ソルダーノ （ラモン・アビラ） カルロス・テベス
ジエゴ・ピトゥーカ　15 ジェフェルソン・ソテルド　48 ルーカス・ブラーガ　50	ゴール
ジエゴ・ピトゥーカ	イエロー カード	エドゥアルド・サルビオ カルロス・イスキエルド
	レッド カード	フランク・ファブラ
クッカ	監督	ミゲル・アンヘル・ルッソ
主審：　ウィルマール・ロルダン　（コロンビア） 会場：　エスタジオ・ビラ・ベウミーロ　（サントス）