CONMEBOL Sudamericana 2020コンメボル・スダメリカーナ 2020

1月23日にアルゼンチンのコルドバで行われたコンメボル・スダメリカーナの決勝「ラヌース×デフェンサ・イ・フスティシア」は、エルナン・クレスポ監督率いるデフェンサ・イ・フスティシアが快勝してタイトルを手にした。

COVID-19（新型コロナウイルス感染症）のパンデミックによりスタンドに観客は不在でも、晴れ渡る青空の下で行われた決戦。デフェンサ・イ・フスティシアはキックオフの40秒後に、最終ラインから押し上げたラファエル・デルガードが左足でミドルシュートを打って攻撃の口火を切ると、7分にはスルーパスで最終ラインの裏へ抜け出したブライアン・ロメーロが右足でシュートに及んだが、ボールは枠を捕らえられなかった。

序盤のチャンスを生かせなかったものの、ボールを支配して何度も攻め込んだデフェンサ・イ・フスティシアは34分に先制。スルーパスでペナルティエリアの左側を上がったブライアン・ロメーロが中央にボールを折り返すと、ワルテル・ボウがくさびになって最後はアドニス・フリアスが右足でゴールに蹴り込み先制した。

後半、デフェンサ・イ・フスティシアは62分に相手のミスから追加点を奪った。アレクシス・ペレスがキーパーに預けようとしたバックパスに、ブライアン・ロメーロが素早く反応。キーパーより先にボールをつかまえたロメーロは、キーパーと対峙して右足でボールを浮かせると、結果としてループシュートになり 2-0 となった。

ラヌースには攻め手がなく、相手の堅い守備を崩しきれない。対照的にデフェンサ・イ・フスティシアは、後半のアディショナルタイムにスルーパスで左サイドからペナルティエリアに入ったラファエル・デルガードが中央にボールを折り返すと、ワシントン・カマーチョが左足でゴールに沈めて勝利を決定づけた。

デフェンサ・イ・フスティシアは初の国際タイトルを獲り、アルゼンチン勢の優勝は2017年のインデペンディエンテ以来3年ぶりとなった。

コンメボル・スダメリカーナ 2020 決勝　（2021/01/23）
ラヌース （アルゼンチン）	0-3	デフェンサ・イ・フスティシア （アルゼンチン）
ラウターロ・モラーレス	GK	ルイス・ウンサイン
ブライアン・アギーレ ギジェルモ・ブルディッソ アレクシス・ペレス アレハンドロ・ベルナベイ （ルーカス・ベソーシ）	DF	アドニス・フリアス （ワシントン・カマーチョ） エクトル・マルティネス ラファエル・デルガード
トマス・ベルモンテ ファクンド・キニョン （ファクンド・ペレス） ペドロ・デ・ラ・ベガ （フランコ・オロスコ） ルーカス・ベーラ （フェルナンド・ベルッチ）	MF	エンソ・ヘレミアス フランシスコ・ピッシーニ バレンティン・ララルデ （マルセーロ・ベニーテス） フランコ・パレーデス エウヘニオ・イスナルド
ホセ・サン ニコラス・オルシーニ	FW	ワルテル・ボウ （ミゲル・メレンティエル） ブライアン・ロメーロ （エマヌエル・ブリーテス）
	ゴール	34　アドニス・フリアス 62　ブライアン・ロメーロ 90+2　ワシントン・カマーチョ
アレハンドロ・ベルナベイ フェルナンド・ベルッチ アレクシス・ペレス ギジェルモ・ブルディッソ	イエロー カード	ブライアン・ロメーロ エンソ・ヘレミアス
ルイス・スベルディア	監督	エルナン・クレスポ
主審：　ヘスス・バレンスエーラ　（ベネズエラ） 会場：　エスタディオ・オリンピコ・チャテアウ・カラカス　（コルドバ）