Campeonato Brasileiro Serie A 2020ブラジル全国選手権 1部 2020

1月23〜25日に各地で行われたカンピオナート・ブラジレイロの第32節。リオ・グランジ・ド・スウ州の州都ポルト・アレグレで行われたクラシコ「インテルナシオナウ×グレミオ」は、インテルナシオナウが終了間際に逆転して勝利を収めた。

インテルナシオナウは2分にホジネイのロングスローから最後はプラシェジスが左足を振り抜いたが、ボールはキーパーが正面でブロック。34分にはイウリ・アウベルトがゴールエリアの手前でシュートに及ぶも、ボールはクロスバーを直撃した。対するグレミオは、40分にペドロ・ジェロメウが左足を負傷して交代になるアクシデントに見舞われた。

後半、インテルナシオナウは52分に左サイドを崩して最後はペギロウが左膝で合わせるも、シュートは浮いてしまう。対するグレミオは71分にカウンターで元ブラジル代表FWジエゴ・ソウザがジェアン・ピエーヒとのワンツーで相手陣内を上がり、ペナルティエリアに達したところでループシュートを放ったが、キーパーを避けても枠は捕らえられない。74分には右サイドを崩してジエゴ・ソウザがクロスに頭で合わせたが、ファーサイドのゴールネットを狙ったヘディングシュートはファーサイドへ流れてしまう。

それでも直後の75分に自陣でインターセプトしたジオゴ・バルボーザがカウンターで一気に相手陣内を駆け上がってペナルティエリアに到達すると、中央にボールを折り返してジエゴ・ソウザがシュートでなくダイレクトパスを選択。ファーサイドを併走してペナルティエリアまで上がっていたジェアン・ピエーヒが右足でゴールに流し込んで、グレミオが先制した。

失点したことで次々に選手交代を行ったインテルナシオナウは、アディショナルタイムに突入する直前に追いついた。89分、ビクトル・クエスタが左足でゴール前へボールを蹴り上げると、ゴールエリアへ駆け込んだウルグアイ代表FWアベル・エルナンデスがヘディングでゴールに沈めた。

なおもパワープレイに徹したインテルナシオナウは94分、左からの間接フリーキックにエデニウソンが頭で合わせると、ボールはアルゼンチン代表DFワルテル・カンネマンの右腕に当たって、主審はPKを指示。このジャッジにクレームをつけたジエゴ・ソウザにはイエローカードが出され、このPKをエデニウソンが決めてインテルナシオナウがクラシコを制した。タイムアップの笛が鳴ると、ヘナット・ガウーショ監督とグレミオの選手たちは一様に主審に詰め寄って抗議する一幕もあった。

勝ったインテルナシオナウは、2位サンパウロとの勝ち点差を4に拡大。グレミオは6位のままで、かろうじてリベルタドーレス出場権の圏内に位置している。

カンピオナート・ブラジレイロ 2020　第32節　（2021/01/24）
インテルナシオナウ	2-1	グレミオ
マルセーロ・ロンバ	GK	バンデルレイ
ホジネイ ルーカス・ヒベイロ ビクトル・クエスタ モイゼス （ウエンデウ）	DF	ビクトル・フェーハス ペドロ・ジェロメウ （ホドリゲス） ワルテル・カンネマン ジオゴ・バルボーザ
ホドリーゴ・ドウラード （ノナート） エデニウソン プラシェジス （マルコス・ギリェルミ） パトリッキ （アベル・エルナンデス） ペギロウ （マウリシオ）	MF	ルーカス・シウバ （マイコン） マテウス・エンリーキ ジェアン・ピエーヒ （セサル・ピナーレス）
イウリ・アウベルト	FW	アリソン （ルイス・フェルナンド） ジエゴ・ソウザ ペペ （フェヘイラ）
アベル・エルナンデス　89 （PK）　エデニウソン　90+7	ゴール	76　ジェアン・ピエーヒ
ホジネイ モイゼス	イエロー カード	ジエゴ・ソウザ ビクトル・フェーハス
アベウ・ブラーガ	監督	ヘナット・ガウーショ
主審：　ルイス・フラービオ・ジ・オリベイラ 会場：　エスタジオ・ベイラ・リオ　（ポルト・アレグレ）