Campeonato Brasileiro Serie A 2022ブラジル全国選手権 1部 2022

6月7〜9日に行われたカンピオナート・ブラジレイロの第10節。リオ・グランジ・ド・スウ州のカシアス・ド・スウで行われた「ジュベントゥージ×アトレチコ・パラナエンセ」は、元セレッソ大阪のパブロの1ゴール1アシストなどでアトレチコ・パラナエンセが逆転勝利を収めた。

序盤はジュベントゥージが攻勢に出て、7分にビットル・ガブリエウが左足でミドルシュートを放つと、20分にはハファエウ・フォルステルが直接フリーキックを披露。21分にはビットル・メンジスがサイドネットを揺らすシュートを打つなど、何度も決定機を演出した。対するアトレチコ・パラナエンセは33分に元セレッソ大阪のパブロが右足でミドルシュートを放ったが、枠を捉えたボールはキーパーのファインセーブに遭った。

先制したのはジュベントゥージ。38分、モライスのロングスローがペナルティエリアでクリアされずに弾むと、ジャジソンが右足でボレーシュートを決めてスタンドを湧かせた。しかしアトレチコ・パラナエンセは前半のうちに追いつく。アディショナルタイムの47分にトマス・クエージョからのパスをウルグアイ代表MFダビ・テランスが左足でさばくと、ペナルティエリアを転がったボールに追いついたパブロが、角度のないところから右足でゴールに流し込んだ。

後半、決定機をものにできないジュベントゥージに対し、アトレチコ・パラナエンセは62分に逆転。右サイドから中央に送られたボールをレオ・シッタジーニがダイレクトで前線に送ると、ダビ・テランスが腰を入れてビットル・メンジスのマークをかいくぐりペナルティエリアに侵入。ダビ・テランスは左足を振り抜いて、ゴールネットを揺らした。

ピンチをしのいでリードを守ったアトレチコ・パラナエンセは、後半のアディショナルタイムにダメ押しのゴールを奪った。95分、自陣でインターセプトしたボールを相手陣内に送ってカウンターに転じると、ドリブルで独走したマルセーロ・シリーノがペナルティアーク付近まで上がったところで左へパス。フリーで駆け上がったパブロがペナルティエリアでキーパーを引きつけると、シュートでなく中央に折り返してビットル・ブエーノのゴールをお膳立てした。

フェリポンことルイス・フェリッピ・スコラーリ監督率いるアトレチコ・パラナエンセは、暫定2位に浮上。ジュベントゥージは19位に転落した。

カンピオナート・ブラジレイロ 2022　第10節　（2022/06/08）
ジュベントゥージ	1-3	アトレチコ・パラナエンセ
セーザル	GK	ベント
パウロ・エンリーキ （ホムーロ） ビットル・メンジス ハファエウ・フォルステル モライス	DF	ケウベン ペドロ・エンリーキ ニコラス・エルナンデス  （マテウス・フェリッピ） アビネル・ビニシウス
ジェアン （ヒカルド・ブエーノ） イウリ・リーマ ジャジソン （マルロン） シコ （カピシャーバ）	MF	ウーゴ・モウラ マテウス・フェルナンジス （マルセーロ・シリーノ） ダビ・テランス  （ビットル・ブエーノ）
ビットル・ガブリエウ イシドロ・ピッタ （オスカル・ルイス）	FW	ペドロ・ホッシャ （レオ・シッタジーニ） パブロ トマス・クエージョ  （エリッキ）
ジャジソン　38	ゴール	45+2　パブロ 62　ダビ・テランス  90+5　ビットル・ブエーノ
ジェアン ホムーロ	イエロー カード	パブロ ペドロ・エンリーキ ベント アビネル・ビニシウス
エドゥアルド・バチスタ	監督	ルイス・フェリッピ・スコラーリ
主審：　ルイス・フラービオ・ジ・オリベイラ 会場：　エスタジオ・アウフレード・ジャコーニ　（カシアス・ド・スウ）