- CONMEBOL Sub-20 2023U-20 南米選手権 2023
コネーリのシュートはゴールを割っていた!? 重要な国際大会にも関わらずVAR非導入により判別できず
U-20南米選手権 2023 グループB 第1節 エクアドル 1-1 チリ
▲ 9分にビセンテ・コネーリのシュートがゴールを割っていたように映った瞬間(写真提供:alairelibre)
U-20南米選手権は1954年に第1回ベネズエラ大会が開催され、今年は30回目の開催となる。1月19日に開幕、2月12日に閉幕予定で、4年前の前回はエクアドルが優勝している。
序盤に攻め込んだチリは、9分に攻め込んでゴールラインを割った。ジェイソン・フエンテアルバが左サイドを上がって中央に折り返すと、ビセンテ・コネーリが右足でシュート。クロスバーの下に当たったボールはゴール内で跳ねると、バックスピンが掛かっていたためゴールエリアに戻ってきた。近くで見ていたチリの選手は右手を挙げてゴールを主張し、スローVTRでもボールはゴールを割っていたが、ペナルティエリアで見ていた主審はボールがゴールを割っていないとジャッジして、コネーリのゴールを認めず。コーナーフラッグ付近でゴールラインを見ていた副審も、コネーリのシュートはゴールを割っていないとジャッジした。
この大会はU-20ワールドカップ出場権争いも兼ねた重要な国際大会であるにも関わらず、VARが導入されていないため、この場面で審判員が動画のチェックをすることはなく、このまま試合は続行。試合後に物議を醸すこととなった。
なお、試合は24分に前線でのインターセプトからチリが先制。ジェイソン・フエンテアルバが奪ったボールをダリオ・オソーリオに預けると、ドリブルでペナルティエリアに達したオソーリオはシュートでなく右にパス。遅れて上がってきたビセンテ・コネーリが、右足でゴールに流し込んだ。
先制したあとにもチリは決定機を演出したが、コネーリの右足でのシュートはポストを直撃して追加点を奪えず。ベンチ前ではルイス・オルマサバル監督が頭を抱える場面も。
するとエクアドルは32分、オルランド・エレーラの縦パスをホセ・アンドレス・クリンヘルが中央に捌くと、ペナルティアーク付近でトラップしたフスティン・クエーロが前を向いて左足を振り抜き、ゴールに流し込んで追いついた。
もう一つの試合「ボリビア vs ベネズエラ」は、U-20アトレチコ・パラナエンセに所属する18歳のフェルナンド・ナバ・オルテガによるミドルシュートで先制したボリビアが、接戦を制した。
U-20南米選手権 2023 グループB 第1節 (2023/01/20) | ||
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エクアドル | 1-1 | チリ |
ジルマール・ナパ | GK | ビセンテ・レジェス |
オルランド・エレーラ (ダニエル・デ・ラ・クルス) ルイス・マリオ・コルドバ ガリス・ミーナ イェルシン・エリーケ |
DF |
マイコル・レオン マティアス・バスケス トマス・アビレス マルセーロ・モラーレス (イアイル・サラサル) |
デニル・カスティージョ オスカル・サンブラーノ (パトリック・メルカード) ホセ・アンドレス・クリンヘル (イアイマル・メディーナ) セバスティアン・ゴンサーレス アラン・ミンダ (エメルソン・パタ) |
MF |
レナート・コルデーロ マルティン・マトゥラーナ (パオロ・グアハルド) ダリオ・オソーリオ (マヌエル・ローラス) ジェイソン・フエンテアルバ ガブリエル・ノランブエーナ (ルーカス・アサーディ) |
フスティン・クエーロ (クリストフェル・サンブラーノ) |
FW |
ビセンテ・コネーリ (ホアン・マヌエル・クルス) |
フスティン・クエーロ 32 | ゴール | 24 ビセンテ・コネーリ |
オルランド・エレーラ パトリック・メルカード |
イエロー カード |
レナート・コルデーロ ジェイソン・フエンテアルバ |
ジミー・アルフレード・ブラン・オロスコ | 監督 | ルイス・パトリシオ・オルマサバル・モソ |
主審: カルロス・アルトゥーロ・オルテガ (コロンビア ) 会場: エスタディオ・デポルティーボ・カリ (パルミラ ) |
2023.01.20
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