- Campeonato Brasileiro Serie A 2023ブラジル全国選手権 1部 2023
元Jリーガーのフゥキが1ゴール1アシスト アトレチコ・ミネイロは勝って優勝争いに踏みとどまる
カンピオナート・ブラジレイロ 2023 第37節 アトレチコ・ミネイロ 2-1 サンパウロ
▲ 76分に先制ゴールを決めたブラジル代表FWフゥキは上を脱いでイエローカードをもらった(写真提供:Atletico MG)
サンパウロは10分にアリソンが右足でミドルシュートを放ったが、ボールはわずかに浮いてしまう。対するアトレチコは22分にカウンターで攻め上がったが、フゥキのシュートはキーパーに阻まれセカンドボールをフゥキが頭で押し込もうとしたが、ボールはサイドネットを揺らした。
サンパウロは30分にルシアーノがミドルシュートを放ち、キーパーが弾いたところにエリソンが詰めたが決めきれない。エンドの替わった後半の立ち上がり、50分にはルシアーノが左足でゴールを狙ったが、枠を捉えたボールはキーパーのファインセーブに遭って先制できなかった。
サンパウロには75分にもチャンスがあったが、ルシアーノがペナルティエリアで打ったシュートはポストをかすめて枠を捉えられない。するとピンチを脱したアトレチコ・ミネイロは直後の76分、ペナルティエリアの手前でボールを預かったフゥキがカットインして左足を振り抜き、ゴールに流し込んで先制した。
サンパウロは85分、ペナルティエリアの左端で縦に切れ込んだファンがマリアーノとの接触で転倒。主審は一旦流したが、VARからの連絡でオンフィールドレビューをしてマリアーノのファウルを認定し、サンパウロにPKを与えた。このPKをルシアーノが決めて 1-1 とした。
だが試合はこれで終わらなかった。93分、ギリェルミ・アラーナが中央に送ったボールをフゥキがトラップして右足でペナルティエリアへ送ると、裏へ抜け出したパウリーニョが右足でゴールネットに突き刺し、勝ち点3を獲得した。
勝ったアトレチコ・ミネイロは2位に浮上したが、首位パウメイラスとの勝ち点差は3のまま。得失点差では8と大きく離されているため、アトレチコの逆転優勝があるとするならば次の最終節で大量得点による勝利を収めた上で、パウメイラスの敗北に懸けるしかない。しかし、アトレチコの次の相手バイーアは残留争いの渦中にあるため、簡単に勝てる試合にはならなさそうだ。パウメイラスの優勝でほぼ決まりか。
カンピオナート・ブラジレイロ 2023 第37節 (2023/12/02) | ||
---|---|---|
アトレチコ・ミネイロ | 2-1 | サンパウロ |
エベルソン | GK | ハファエウ |
マリアーノ ヘーベル イーゴル・ハベーロ ギリェルミ・アラーナ |
DF |
ハフィーニャ (ナタン・メンジス) ロベール・アルボレーダ ルーカス・ベラウド カイオ・パウリスタ |
オタービオ エデニウソン (アラン・フランコ) マティアス・サラーチョ (フーベンス) イーゴル・ゴメス (クリスティアン・パボン) |
MF |
パブロ・マイア アリソン (ファン) ウェウリントン・ハト (ウィリアン・ゴメス) ルーカス・モウラ (ミチェル・アラウーホ ) ルシアーノ |
フゥキ パウリーニョ (パトリッキ) |
FW |
エリソン (タリス・ワンデル) |
フゥキ 76 パウリーニョ 90+3 |
ゴール | 88 ルシアーノ(PK) |
ギリェルミ・アラーナ マテウス・メンジス フゥキ パウリーニョ |
イエロー カード |
ミチェル・アラウーホ |
ルイス・フェリッピ・スコラーリ | 監督 | ドリバウ・ジュニオール |
主審: サビオ・ペレイラ・サンパイオ 会場: エスタジオ・ド・ミネイロン (ベロ・オリゾンチ) |
2023.12.02
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- サンパウロが3戦目で今季初勝利 完敗のアトレチコ・ゴイアニエンセは開幕3連敗…カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ウルグアイ代表MFアグスティン・カノービオの独壇場 決勝ゴールを決めるも終了間際にレッドカードカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- サウバドールのクラシコ“Ba-Vi”はバイーアがホジェーリオ・セニ監督の采配ズバリで引き分けに持ち込むカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- アトレチコが宿敵に快勝 アルゼンチン代表MFマティアス・サラーチョはバイシクルシュートを決めるカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ウルグアイ代表MFニコラス・デ・ラ・クルスの1ゴール1アシストで勝ったフラメンゴが連勝で首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 熱戦の“ショキ・ヘイ”はパウメイラスが優勢も90分間で決めきれず PK戦を制したサンパウロが優勝スーペルコパ・ヘイ・ジ・2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部