- FIFA World Cup 2018FIFAワールドカップ 2018 ロシア大会
ギアを上げてきたセレソン 堅守+2ゴールでグループ首位での決勝トーナメント進出を決定
2018 FIFAワールドカップ グループステージ第3節 セルビア 0-2 ブラジル
▲ 36分に先制のゴールを決めたパウリーニョに飛び乗ったネイマール(10番)とそこに駆け寄るウィリアン(19番)やフィリッピ・コウチーニョ(11番)、ガブリエウ・ジェズス(9番)など
ブラジルは序盤から責めていたが、10分にマルセーロが身体の不調を訴えて緊急退場に。その後の診断の結果、脊髄に痙攣のような症状があったと判明したが、大事には至っていないとのことで次戦に向けて治療に専念することがわかった。
ブラジルが主導権を取りつつ、セルビアもチャンスを作って迎えた36分に均衡が破れた。フィリッピ・コウチーニョが左サイドから中央に移動しながら前線の動きを観察し、浮き球のパスを前線に供給。この縦パスで中盤から最終ラインの裏まで上がった「攻撃参加大好き」なパウリーニョが、飛び出したキーパーより先に右足でボールを軽く蹴ると、ボールはキーパーをすり抜けて無人のゴールへと転がっていった。
後半も主導権はブラジルにあり、セルビアは堅守速攻での同点を目指した。セルビアにも何度か決定機は訪れたが、相手のセットプレイになるたびにブラジルのイレブンはペナルティエリアでゾーンディフェンスを敷いて、相手に飛び上がるスペースを与えぬ緻密な対応で危機をしのいだ。セルビアがボール支配率を高めた時間帯においても、ブラジルはワンチャンスでカウンターからフィニッシュに持ち込むなど、相手に恐怖感を与える攻撃を断続的に見せつけていた。
▲ 36分に先制のゴールを決めたパウリーニョに飛びつくネイマール(右)
次のゴールを奪ったのはブラジルで、68分にネイマールのコーナーキックにニアで合わせたチアゴ・シウバのヘディングシュートが、ゴールネットに突き刺さった。
セルビアはタイムアップの笛が鳴るまで諦めなかったが、ブラジルは失点を許さずに試合終了。試合後、チアゴ・シウバは「難しい試合だったが、ワールドカップだから楽な試合はない。ただ、逆に相手が苦しいときに我々はゴールを奪えて楽になった」と回顧した。
勝ったブラジルは、グループEの1位通過で決勝トーナメント進出。次はメキシコと対戦することになった。
2018 FIFAワールドカップ ロシア大会 グループステージ第3節 (2018/06/27) | ||
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セルビア | 0-2 | ブラジル |
ブラディミル・ストイコビッチ | GK | アリソン・ベッケル |
アントニオ・ルカビナ ニコラ・ミレンコビッチ ミロシュ・ベリコビッチ アレクサンダル・コラロフ |
DF |
ファギネル チアゴ・シウバ ミランダ マルセーロ (フィリッピ・ルイス) |
ネマニャ・マティッチ アデム・リャイッチ (アンドリヤ・ジブコビッチ) ドゥシャン・タディッチ フィリップ・コスティッチ (ネマニャ・ラドニッチ) セルゲイ・ミリンコビッチサビッチ |
MF |
カゼミーロ パウリーニョ (フェルナンジーニョ) フィリッピ・コウチーニョ (ヘナット・アウグスト) |
アレクサンダル・ミトロビッチ (ルカ・ヨビッチ) |
FW |
ウィリアン ガブリエウ・ジェズス ネイマール |
ゴール |
36 パウリーニョ 68 チアゴ・シウバ |
|
ネマニャ・マティッチ アデム・リャイッチ アレクサンダル・ミトロビッチ |
イエロー カード |
|
ムラデン・クルスタイッチ | 監督 | チッチ |
主審: アリレザ・ファガニ (イラン) 会場: スパルタク・スタジアム (モスクワ) |
2018.06.27
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