暴動によりAPECもCOP25も開催断念の中… 一発勝負の決勝戦は本当にサンティアゴで大丈夫?
チリのスポーツ大臣がリベルタドーレス決勝を当初の予定通りサンティアゴで開催すると強調

▲ 2019年11月23日に決勝戦が行われる予定のエスタディオ・ナシオナル
ここ2週間の相次ぐデモや暴動により、サンティアゴでは少なくとも20人が死亡し、閣僚8人が辞任する深刻な政情不安に陥っている。これを受けて政治的な会合が開催断念を決断した中で、同国スポーツ省のセシリア・ペレス大臣はリベルタドーレス決勝のサンティアゴ開催を当初の予定通り実施する意向を発表した。
「チリ政府は、サンティアゴでリベルタドーレス決勝を開催すべく全面的に支援する。フットボールは国民が団結する良い機会となるだろう」
CONMEBOL(南米サッカー連盟)はこれまでに決勝戦の開催都市変更について正式に検討・議論していないが、現地での大方の予想によればアスンシオン(パラグアイの首都)とモンテビデオ(ウルグアイの首都)が代替候補地とされた。
この憶測に対して過敏に反応したのがフラメンゴの首脳陣で、アスンシオンもモンテビデオも両方アルゼンチンに近いことを理由に開催都市の変更を強く反対した。
この決定により、フラメンゴは11月20日に現地入りする予定とのことだが、前述のスポーツ大臣の発言は有言実行となるのか。
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2019.10.31
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