- Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021
マンチェスター・シティがカイキに続いて獲得したコンゴ生まれの18歳 メチーニョはひとまずフランスへ
フルミネンセがコンゴ生まれの18歳メチーニョを完全移籍でマンチェスター・シティに売却
▲ 2021年3月にカンピオナート・カリオカでトップチームデビューを果たした18歳のメチーニョ(右) (写真提供:Globoesporte)
コンゴでコンゴ人の両親の間に生まれたメチーニョは、1歳の頃に家族でブラジルに移住。幼少期からサッカーボールに慣れ親しみ、マドゥレイラを経てフルミネンセの下部組織で育成プログラムを受けた。2019年には16歳でブラジルに帰化し、コンゴとブラジルの二重国籍になったが、将来はコンゴ代表になれる選択肢も有する。
4月のマンチェスター・シティ加入で世界的に報じられた同い年のカイキと比較すると、注目度では劣るが、欧州のビッグクラブが青田買いしたほどの逸材だけに、今後の飛躍に期待が集まる。なお、マンチェスター・シティは獲得してすぐにフランスの2部に相当するリーグ・ドゥのトロワACに貸し出している。
◆ メチーニョ
- 本名:
- アベンリ・メト・シル
- 生年月日:
- 2003年4月23日生まれ(18歳)
- 出身:
- コンゴ(バ・コンゴ州マタディ)
- 身長:
- 178cm
- ポジション:
- ボランチ
アフリカ中央部にあるコンゴのマタディで生まれたが、父親が現地で宗教的迫害を受けて国外に亡命して、1歳の頃に家族でブラジルへ移住した。ファベーラ(貧民街)で育てられ、リオ・デ・ジャネイロ州のマドゥレイラの下部組織に入団。10歳頃にはバスコ・ダ・ガマからのオファーが届いたが、父の判断で断り、2015年に12歳でフルミネンセの下部組織と契約。フルミネンセでは U-17 や U-20 でキャプテンを務めるほどの主力として成長し、2021年3月のカンピオナート・カリオカでトップチームデビューを果たした。同い年のカイキに続くかのように18歳の若さで、マンチェスター・シティ(イングランド)へ完全移籍で加入した。カイキは2021年のブラジレイロン終了後に英国へ渡るが、すでに欧州に身を移しているメチーニョは経験を積む目的でトロワAC(フランス2部のクラブチーム)に貸し出されている。
2021.06.22
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