- Campeonato Brasileiro Serie A 2022ブラジル全国選手権 1部 2022
リヨンでもセレソンでもゴールを量産した38歳も引退間近 フルミネンセで通算200ゴール達成なるか?
7月9日のセアラー戦を最後にスパイクを脱ぐ予定の38歳の元ブラジル代表FWフレッジ
▲ 7月2日のコリンチャンス戦でフルミネンセでの通算199ゴール目を決めた元ブラジル代表FWフレッジ(写真提供:Globoesporte)
38歳になるベテランストライカーは当初、7月20日のゴイアス戦で引退する予定であったが、アウェイである上にゴイアニアがリオ・デ・ジャネイロから遠いことから、サポーターへの配慮でマラカナンでの試合を現役最後の試合に選択。7月9日に行われるブラジレイロンの第16節セアラー戦を、フレッジは自身の引退試合に指定した。
するとフルミネンセは、後日改めてフレッジの引退試合(現役最終戦とは異なる親善試合)のチケット販売に関する詳細を発表すると通知した。同選手に対しては、現在フルミネンセで指揮を執るフェルナンド・ジニス監督も「おそらくフルミネンセで最大のアイドル」と称賛するなど、クラブ内外からの評価は高く、引退試合には多くのレジェンドが集結するかもしれない。
2000年代後半にはリヨン(フランス)でも活躍したフレッジだったが、ブラジル国内でのゴール量産こそが最たるところ。とりわけ、最初にフルミネンセに所属した2009年からの7年間で重ねた172ゴールは特筆すべき成果だ。ちなみに、フルミネンセで決めたゴール数は合計199。次のセアラー戦でもゴールを決めれば、フレッジはフルミネンセで通算200ゴールというメモリアルゴールを置き土産に、ピッチを去ることになるが…
なお、9日のセアラー戦を現役最終戦に指定しているフレッジの、クラブとの契約は21日(フルミネンセの創立記念日)まで有効ということになっている。
◆ フレッジ
- 本名:
- フレデリコ・シャビス・ゲージス
- 生年月日:
- 1983年10月3日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(ミナス・ジェライス州テオフィロ・オトーニ)
- 身長:
- 185cm
- ポジション:
- フォワード
2003年にアメリカ・ミネイロの下部組織からトップチームに昇格すると、すぐにゴールを量産して2004年にはクルゼイロへステップアップ。そして2005年からは4年間リヨン(フランス)でゴールを量産すると、2009年からはフルミネンセに移籍して8年間で172ゴールを叩き出した。アトレチコ・ミネイロでも活躍して、2018年からは古巣クルゼイロに戻っている。2014年のワールドカップでドイツ戦での大敗(ミネイロンの惨劇)の主犯格としてやり玉に挙げられ、その年を最後にブラジル代表を引退した。2022年7月2日現在で、通算ゴール数は400を超える。ブラジル代表での通算ゴール数は18。
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2022.07.02
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